「世界No.1の行動認識AI技術」の証明へーHSARの挑戦

世界トップクラスの行動認識AIをコアとした警備システムを開発するアジラは、2023年2月に更なるAI向上を目的に人間科学の研究専門チーム・Human Science AI研究チーム(以下、HSAR)を発足しました。

本記事では、今後の研究がどのようにプロダクトを通じ社会に貢献できるのか、引き続きアジラCTO若狭政啓に話を聞きました。

目指すは新たな社会インフラの実現
「行動認識AI」の力で安心安全を当たり前の世界に


ー 研究結果はプロダクトを通じてお客様、そして様々な社会課題の解決に。具体的に今後どのような広がりを見せると期待していますか。

弊社のコアテクノロジーは行動認識。そのため現在、プロダクトは警備というニーズが最も高いことから商業施設やオフィスビルなどを中心に展開しています。しかし、より俯瞰して捉えると人間の行動が介在するところであればどこでも適応できると考えています。

例えば、商業施設、オフィスビルに限らず、工場であったり、鉄道関連、病院や介護施設であったり。現在は日本マーケットに注力していますが、人間が存在するところであれば非常に高い価値を見出せるものだと思っているため、今後は日本を超えて世界中での展開を考えています。

人々がいるところ全てが快適な空間、安心安全な空間になる。そのような社会を実現するには私たちが持つ行動認識AIの技術が必要だと考えて研究開発に日々取り組んでいます。


ー その実現に向け、具体的な取り組みは?

研究チームとしては、ただ研究するだけでなく「世の中の役に立つ、実際に使われる技術」を創り上げることが大切だと考えています。そのため研究結果をプロダクトに実際に投入し、現場の実社会でどんどん使われていく、そのようなサイクルを目指しています。

この研究チームはまだ発足したばかりですが、今月末には新たな研究結果が出る予定です。結果次第では、プロダクトへの反映も行う予定です。目標の実現に向け、短期スパンで動いているところではありますね。
その一つは、弊社のベースとなる行動認識AIの検知の行動数を増やしていくこと。現在は大雑把な動きが中心ではあるものの、より細かな人間らしい動きも検知できるよう、研究を進めております。

「世界トップ技術」を証明する アジラの新たな挑戦とは

 ラスベガスで開催のShow Stoppers Launchit CES 2023にて登壇する若狭CTO


ー 研究結果をプロダクトに繋げ、さらなる価値向上に繋げるHSARチーム、中長期的な目標は?

弊社は行動認識AIに特化した会社ですので、やはりここの分野では負けられないという思いがありますね。そのため、研究チームとして「この行動認識に関する技術で世界ナンバーワンを目指す」というのが目標のひとつです。

実績を証明する方法として、今後はアカデミックな場における成果も行う予定です。私たちの研究チームによる研究結果を論文として発表し、アカデミックの世界でも弊社の技術を全世界に受け入れていただく、ということが一つ目標としてあります。


ー 具体的にはどのように動いていますか。

現在、大学との共同研究を進めており、知見を蓄えつつあるという感じですね。
目標としては、年内に複数の論文を投稿し、私たちの持つ技術の価値をきちんと証明していきたいと考えております。

論文というのは非常に波及効果が高いと感じており、より優秀な研究者に興味を持っていただける可能性もありますし、ビジネス的な観点から見ると「この会社の技術は本当に優れているんだな」という会社としての信頼性向上にも繋がる。そうした部分も期待して、論文発表にも今後は注力していきたいと考えています。

■若狭 政啓プロフィール

東京工業大学大学院を修了後、日揮株式会社にて、海外建設プロジェクトでプラント設計IT業務に従事。その後、株式会社アジラに参画し、行動認識AIに関する概念実証や製品開発プロジェクトを担当。2022年同社の執行役員CTOに就任。現在もAI技術を駆使した商品開発や新技術の研究開発に力を注ぐ。

「人×AIのイノベーション」で世界トップの行動認識AIを目指す


アジラは、「Technology Driven Future」という理念をベースに、全ての人が安心・安全で暮らせる世界を実現するために、日々研究開発を行っています。特に、行動認識AIの分野においては、世界トップになるという強い思いを持ち、研究者やメンバーがチーム一丸となり、常に進化を続けています。

今後は更に弊社の行動認識AI技術の更なる進化を推進するとともに、全てのエンジニアが自身のキャリアを追及し、常にワクワクできるような環境作りの実現に向け、より一層努めて参ります。人間の行動に関するAIに興味ある方、ぜひ一緒に何か形にできればと思っておりますのでよろしくお願いします


HSARに関するお問合せ: pr@asilla.jp 担当:若狭


今のページ:【「世界No.1の行動認識AI技術」の証明へーHSARの挑戦】https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol4

次のページ:【ついにデータも“AIが創る”時代へージェネレーティブAIが秘める研究の可能性】https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol5

___________________________________________________

HSARに関する情報は下記からもご覧いただけます

●HSARとはー「人×AI」で行動認識AIを次の領域へ
https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol1

●「AI分野と異なる専門性」で世界に挑むAIを目指す ー 新たな研究チームのカタチ
https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol2

●「人間科学」に特化したAIチームが立ち上がった理由ーこれからのAIに必要なこと
https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol3

●「世界No.1の行動認識AI技術」の証明へーHSARの挑戦
https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol4

●ついにデータも”AIが創る”時代へージェネレーティブAIが秘める研究の可能性
https://pr.asilla.jp/r-d/hsa-vol5

●HSARの研究➀【歩行解析】ーAI進化の鍵を握る「歩容認証」と「軌跡分析」
https://pr.asilla.jp/r-d/hsar-research1

●HSARの研究②【行動解析】ー行動の見える化から「危険予知」へ
https://pr.asilla.jp/r-d/hsar-research2

関連記事

 [問い合わせ先] 本件に関するお問い合わせはこちらまでどうぞ  

 [募集] 採用情報はこちら  


※「アジラ」の名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社アジラの登録商標または商標です。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。