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NECネッツエスアイ株式会社の映像AIプラットフォーム企画担当者に聞く「違和感検知AI」の魅力とは

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「記録」から「価値」へ。

 ”ただ録画するだけの映像から解析・データを抽出することで価値を生み出す”、をコンセプトにした映像AIサービス事業のブランド『OWLai』(オウライ)がNECネッツエスアイ社からリリースされます。本ブランドからはプラットフォームも展開されており、ファーストリリースのラインナップには、アジラの違和感検知AIも含まれています。今回の映像解析プラットフォーム開発プロジェクトの企画立ち上げを行った山崎担当部長(ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部 サービスデザイングループ)と白神マネージャー(同部署)に、本プロジェクトの背景やアジラの違和感検知AIへの期待、また今後の展望についてお話をうかがいました。

*『OWLai』(オウライ):https://symphonict.nesic.co.jp/owlai/

『OWLai(オウライ)』  映像AIプラットフォームの概要

── どのような経緯でプロジェクトを立ち上げられたのですか。
ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部
サービスデザイングループ サービスデザイン担当部長 山崎様


山崎担当部長:

 ほとんどの場合、世の中の映像はただ録画されるだけで、効率的な活用ができていないというのが現状です。弊社としても、映像事業としてカメラ設備のインテグレーションなどは行っていますが、その映像事業をシステムインテグレーションで完結してしまって良いのかという意見が社内で挙がっていました。そこで、録画した映像をAIで解析することにより、映像から価値を生み出すことで新たなビジネス価値を生み出す、という点が今回の企画の原点になります。
 弊社の強みは、様々な業界の顧客にアプローチできることだと思っています。元々はアジラさんと開発させて頂いた施設侵入監視サービス*などの個別の映像AIソリューションを展開してきましたが、より業界横断的な顧客ニーズに応えるためには、個別ソリューションよりも包括的なソリューションを提供できるプラットフォームビジネスが必要となります。様々な業界へのコネクションを持つ弊社がプラットフォームを運用することで、多くの顧客ニーズを解決できると判断し、本プロジェクトを立ち上げました。


*施設侵入監視サービス:https://symphonict.nesic.co.jp/owlai/facility-monitoring/

── OWLaiのプラットフォームソリューションのターゲットとなる領域はどこになりますか。
ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部事
サービスデザイングループ サービスデザインマネージャー 白神様


白神マネージャー:

 まずは、弊社と特に関わりの深い業界を中心に、ソリューションを提供するところから始めたいと考えています。リリース直後は、金融業界、特に銀行の皆様に使って頂けるAIソリューションを提供していきたいと考えています。そこから派生して流通という部分にもアプローチを広げていきます。そのほかにも弊社と繋がりが強い製造、建設には「スマートファクトリー」をキーワードに進めていくつもりです。自治体、ビルマネジメント、警備などのドメインに対してもスマートシティ、スマートビルを中心にIoT+映像解析AIという総合的なパッケージを提供していきます。

── ファーストリリースでのソリューションの1つとしてアジラの違和感検知AIを選んだ理由は何ですか。



白神マネージャー:

 様々なベンダー様のAI技術を見てきましたが、アジラさんの違和感検知AIはとても面白い技術だと思います。業界に関わらず様々なシーンでの活用が期待できるため、プラットフォーム上で提供するソリューションとしては最適だと判断し、最初に選定させて頂きました。また、アルゴリズムの軽量化に力を入れている点も注目しています。映像AIを普及する上で、特にデバイスのコスト面での制限※1は問題となってくるため、AIの軽量化は重要と考えています。
 また、アジラさんは違和感検知AI以外にもユニークな技術を持っているので、それらの技術を活用した、各業界の顧客ニーズに刺さるようなソリューションを増やしていきたいと考えています。

違和感検知サービス:https://symphonict.nesic.co.jp/owlai/iwakan/

── 今回リリースされる中で、エッジでの映像解析、クラウドでのデータ集約という構成をとっていますが、なぜこのような構成にされたのですか。

白神マネージャー:

 将来的には、通信インフラが発達するにつれ、映像解析もエッジからよりクラウド側にシフトしていくと考えています。
 しかしエッジ解析から着手した理由は、市場のニーズとしてはスピード感を求めるところが強いと感じているからです。まだ5Gなどの通信インフラが十分に整ってるとは言えない状態であり、現段階ではエッジで解析し、解析結果をクラウドに集約するのがサービス提供スピード、運用コスト面でもベストな形であると考えています。そういった面でもアジラさんのエッジで実装可能な違和感検知AIというものが、本プラットフォームにハマっていたかと思います。
 もちろん、将来的に通信インフラが整ったとしても、エッジ解析のニーズは一定数あることは想定しているので、エッジとクラウド両面でプラットフォームを提供していくつもりです。

── 今回の開発で大変だったところはどこですか。

白神マネージャー:

 開発というよりも企画の部分が大変でした。最初の全体の青写真を社内の専門家の意見を取り入れながら、かなりの時間かけて練ってきました。プラットフォームである以上、様々なAIベンダー様に使いやすいものである必要があります。プラットフォームに載せるうえで、可能な限りAIベンダー様の開発労力を下げつつも、ユーザが使いやすいものにする必要があり、この点は非常に意識して来ました。また、ビジネス的にもAIベンダー様と弊社の両方にメリットがあるようなスキームが重要であると考えており、この点も時間をかけて議論を深めてきました。

── OWLaiの今後の目指すところを教えてください。

山崎担当部長:

 映像AIプラットフォームの機能強化していくことを前提として、共にサービスを創っていくサービスパートナー様や、弊社では持ってないチャネルをもつ販売パートナーの皆様とビジネスを広げ、共創を活性化させるプラットフォームとして成長していきたいです。実はOWLai(オウライ)の意味合いには「往来」という意味も含まれています。ビジネス、もしくはテクノロジーに強みをもつ様々なパートナー様が、文字通り往来する活発的なプラットフォームを創り上げていきたいです。

白神マネージャー:

 OWLaiをきっかけに映像の活用を世の中に広げていくことに貢献していきたいです。そのためも、多くの顧客様に選ばれるプラットフォームとして、様々なAIソリューションを提供していきます。また導入サポートや、安心して使える保守運用サービスなど、弊社のSIerとしての強み、アセットを活かしていくつもりです。また、アジラさんとの共創という面では、マルチカメラトラッキング技術※2 にも非常に興味があり、ぜひ今後も一緒に尖った技術を社会に広げていきたいです。

── 貴重なお話をありがとうございました。今後も行動認識AIの社会実装に貢献すべく、さらなる技術の向上に努めてまいります。

*1)映像解析AIでは、AIの推論処理時のリソース負荷が高く、ハイスペックなデバイスが求められる。結果的にデバイスコストが高くなってしまうことが、映像解析AIを普及させる上で課題となっている。

*2)複数のカメラ間を跨いで人物の同一性を認識し、人物に対して同一のIDを付与するアジラの独自技術。施設内の人物の動線分析や店舗でのリピーターの検知など、さまざまな活用方法が期待されている。

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