アジラ『車両認識API』デモムービー
このAPIは、ディープラニングによる推論モデルを介し、クルマのメーカーと車種の認識結果を返します。まだ若干誤認識もありますが、引き続き、精度を向上していくとともに、ボディカラーの識別機能の追加を進めております。
この認識技術をいったい何に使うのか?
とよく聞かれるのですが、いま当社で想定してる想定用途をいくつか以下に挙げました。ピンと来たらぜひご連絡を。
想定用途①デジタルサイネージ
世帯年収とその家族が乗るクルマの車種には相関関係があります(下記参照)。それを踏まえて、以下のような活用方法を想定しています。
駐車場や屋外に設置されたデジタルサイネージ広告を、車両認識の認識結果によって最適化することができます。たとえば、通行するのが軽車両なら日用品、高級セダンならゴルフ用品といった広告投下ターゲットのセグメントを可能とします。
◆類似事例
同様の発想で大手企業が実証をしています。
車種の情報をもとに、乗り換えを促す他社メーカーの自動車広告、その車種の自動車保険や買い取りの広告、大型商用車向けにドリンク剤の広告を流すことなどができる。撮影から広告の表示までは1秒ほどですむ。
実験を経て対象を絞った屋外広告サービスとして実用化する。AIを使うと時間帯や車種別の交通量などが正確に把握できるため、屋外広告の設置場所の正確な価値算定にも役立つとみている。
◆参考情報
「世帯年収400万円がミニバン保有の分かれ目とも言えるなど、全体的に年収と保有車種の相関関係が見てとれた」(リブ・コンサルティング)
想定用途②マーケティングリサーチ
前述のとおり、クルマの車種と年収に相関があるので、例えばロードサイドに出店予定の店舗は、店先の通りをどれくらいの年収の世帯が多く利用しているか、事前に調査することが可能です。
また、定期的に定点観測すれば、その地域の地価予測などに使えるデータとなるでしょう。
想定用途③犯罪捜査・犯罪抑止
ナンバープレートというのは犯罪者によってすぐ付け替えられてしまうらしく、犯罪者の車両追跡においてはメーカー、車種、色というのは重要な手がかりになるそうです。
今後、街に防犯カメラが増えるなどすれば、そういったインフラを介して社会の役に立てる可能性があります。
想定用途④類似車両の検索
例えば、スバル・レヴォーグ(Subaru Levorg)を認識させると、第二候補から第五候補まで以下のように出ます。
- Porsche Cayenne(2.29%)
- Subaru Impreza Sport(1.45%)
- Honda Odyssey(0.96%)
- Subaru Forester(0.92%)
同じメーカーのインプレッサよりも、ポルシェ・カイエンに似ている!?なんて、メーカーの方が聞いたら微妙な気持ちになるかもしれませんが、消費者が自動車を購入する際に参考情報としてお使い頂ける可能性があります。
想定用途⑤入力補完
中古車情報の買取サイトでのフォーム入力の際に、写真をアップすればメーカー、車種、色が入力補完できるため、ユーザーオペレーションが減ってCVアップ。
想定用途⑥イノベーション!!
最近、ハッカソンや展示会などで使わせてほしいと打診を頂くようになりました。どんどん使って頂いて、新しい発想を生み出して頂けると幸いです。
車両認識に限らず、弊社の画像認識系APIの無償提供(API協賛)はいつでもお受けしておりますので、ハッカソン主催者の方はぜひお声がけください!
▲アジラも参戦した「Global AI Hachathon」の様子
無償デモサイト
こちらからお試し頂けます!
デモサイトは無料ですのでどんどんお使いください。
※現在、デモ提供をしておりません(2019/05)。
恐れ入りますがオフィシャルサイトからお問い合わせ頂ければ幸いです。
メディア掲載
車両認識APIのご紹介は以上になります。
ご興味のある方は、お問いあわせください。
こちらの問い合わせフォームからどうぞ!