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施設向けAI警備システム「アジラ」、フジクラ「深川ギャザリア」で本格稼動に向けてスタート

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情報通信をはじめ、エネルギーやエレクトロニクスなど、各業界の発展に寄与している株式会社フジクラ。東京都の複合商業エリア「深川ギャザリア」において、AI警備システム『アジラ』の実証実験を進めています。今回は、新事業創生・研究開発部門 企画部の主席技師である唐澤範之 氏にお話を伺いました。

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株式会社フジクラ
新事業創生・研究開発部門 企画部
主席技師 唐澤範之 氏

独自の機能に魅力を感じて商業施設での実証実験に協力

ーー 現状、AI警備システム『アジラ』をどのように利用されていますか。

東京都江東区に複合商業エリア「深川ギャザリア」を所有しているのですが、現在、そのバリューアップを図るプロジェクトをいくつか立ち上げています。その一つが、防犯カメラのAI化を通じたセキュリティの強化です。それを実現するソリューションはいろいろとありますが、他とは異なるアプローチが取れるアジラに魅力を感じ、2年ほど前に試験的な導入を決めました。最初は数台から始めて、現在では数十台の防犯カメラでアジラを活用しています。現段階では実証実験という形での活用を進めていますが、最終的には本格的に導入できればと考えています。

違和感行動を検知できれば警備の範囲は一気に広がる

ーー AI警備システム『アジラ』導入の決め手を教えてください。

アジラ特有の違和感行動の検知が決め手になりました。他のソリューションで、同じような機能があるのを見たことがありません。普通の画像認識は、大量のデータを使って不審な行動をAIに学習させます、しかしそれでは、喧嘩や転倒など、あらかじめ想定できる行動しか検知できません。正直、それだけでは守備範囲が狭すぎると感じていました。アジラはそうではなく、正常な動作を学習して、そこから逸脱した行為まで検知します。あらかじめ想定したり、定義したりできない行動まで検知ができるところが導入の決め手となりました。

人が違和感を感じる行動を人工知能(行動認識AI)が検知できている

ーー AI警備システム『アジラ』導入後の率直な感想を教えてください。

今年に入って、実際に違和感検知された動画をたくさん見せていただきましたが、「これはすごいな」と思いました。人間の目から見ても「異常とまではいえないけれど、確かに違和感があるな」と思う行動が検知できていました。もともと違和感検知に魅力を感じて導入を決めたのですが、他にはない機能を目の当たりにして「もしかしたら、これはすごいシステムかもしれないぞ」と思いました。現段階でここまでできるのであれば、将来的には本格的な犯罪行為の前の異常行動も検知できるようになるのではないかと期待しています。

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不動産の価値を高めていくには安全対策は欠かせない

ーー 深川ギャザリアにおける今後の課題を教えていただけますか。

不動産の価値は、何の対策もせずにいては年々低下していきます。どのように深川ギャザリアの価値を維持・向上させていくかということが課題です。不動産の価値向上というのは難しい課題ではありますが、やはり利用者の方々に「またここに来たい」と感じていただくことが重要です。安全性はそれを実現するための一つの大きな要素ですから、警備にはかなり力を入れています。実際、警備員も多めに配備しています。

コストダウンするだけでなくお客様の安全を担保したい

ーー 警備における今後の課題を教えていただけますか。

二つの課題があると考えています。まず一つはコストダウン、もう一つは警備品質の維持・向上です。今後は特に後者に注力していきたいです。万が一、事故や事件性のある出来事が起きてしまったら、利用者の方々に不快な思いをさせてしまいます。わかりやすい結果が出るコストダウンはもてはやされがちですが、安全性をないがしろにすることはできません。そういった状況の中で、アジラは迷惑行為や犯罪行為を防ぐ有力なツールになると考えています。防犯カメラの映像は警備員がモニターで確認していますが、すべての映像を同時にモニターに流すことはできません。その状態で確実な警備を行うには限界がありますから、AIの力を活用して警備品質を向上させることができればと考えています。

違和感行動検知は『アジラ』だけさらなる精度の向上に期待

ーー AI警備システム『アジラ』に期待していることを教えてください。

違和感行動としてアジラが検知した映像の多くは、確かに違和感はあるけれど、警備対象ではないケースもあると感じています。違和感のある行動ではあるので、AIが正常に動作している証拠でもあるのでしょうけれど、人によっては「誤検知では?」と思ってしまうこともあるでしょう。アラートを出すべき違和感とそうでない違和感のさじ加減を追及したり、違和感の層別ができたりすると更に価値が高まると思います。違和感検知はアジラにしかない機能ですから、これからの精度向上や機能拡張に期待しています。

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犯罪行為を未然に防ぎ世界の安全に寄与してほしい

ーー 今後、株式会社アジラに対して期待などがあればお聞かせください。

転倒やふらつきなど、警備員の声掛けが必要な行動の検知も重要ですが、やはり犯罪などの事件や事故につながる行動の検知が最も重要です。もちろん既に検知できている部分もあるでしょうから、その証明にも挑戦していただきたいと考えています。実際にどこまで検知できるのか、実証実験をぜひ一緒にしてみたいですね。犯罪心理学や人間行動学の研究者を交えて実験をすると、かなり興味深い結果が出るのではないでしょうか。将来的にはアジラを犯罪行為を未然に防ぐ行動認識AIとして育て上げ、日本の、さらには世界の安全に寄与してほしいと考えています。

株式会社フジクラについて

会社名:株式会社フジクラ
所在地:東京都江東区木場1-5-1
代表者:岡田 直樹
設立:1910年3月
事業内容:光ファイバケーブル、光伝送システム、通信システム、電子配線部品
自動車電装部品、電力システム、産業用電線、金属材料、不動産事業
公式HP:https://www.fujikura.co.jp/

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